iPhone 5、「iPhone 5s」「iPhone 5c」はすべて、326ppiのピクセル密度を持っている。解像度を変えずに画面サイズを大きくすれば、ピクセルサイズも大きくなることになる。これを避ける最善の方法は、画面の解像度を縦横2倍の2272×1280にすることだ。今では、高いピクセル密度を持つ1920×1080のディスプレイを備えたデバイスが多く出回っており、Appleがこれを実現するのは難しくないだろう。
大画面はより多くのバッテリを消費する。一方、大画面はデバイスも大きくなることを意味しており、バッテリの空間も大きくできる。
Appleは歴代iPhoneで10時間のバッテリ持続時間を維持し続けているが、現在のバッテリ技術を使えば、5インチのiPhoneでもまったく問題なくこれを維持できると筆者は考えている。
現在のiPhoneの素晴らしいところは、画面が4インチであるため、片手で使いやすいことだ。これ以上画面が大きくなると、手の大きさが小さいか、平均くらいの人には、片手で使うことが難しくなる。
Appleにとってはこれは問題だ。しかし、これにも解決策が考えられないわけではない。
結論としては、Appleが直面する課題の中でもっとも困難なのは、ハードウェア的な課題ではなく、人間工学的なものだと思われる。
5インチのiPhoneが登場するかどうかは、筆者にはわからない。iPhoneは依然としてよく売れているため、Appleが大衆を追いかける必要はないし、4インチよりも大きな画面を持つスマートフォンを約束したわけでもない。
とは言うものの、AppleがiPhoneに再び大きなモデルチェンジを施そうとしている可能性はあるし、その場合、大画面は過去のモデルとの差別化になるだろうし、それ自体がセールスポイントになるはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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