Intelはバルセロナで開催中のMobile World Congressで、モバイルプロセッサ「Atom」シリーズの64ビット対応システムオンチップ(SoC)2種を発表した。
22ナノメートル製造プロセスのデュアルコア「Atom Z34XX」シリーズ(開発コード名「Merrifield」)とクアッドコア「Atom Z35XX」シリーズ(開発コード名「Moorefield」)は、Intelの新しいマイクロアーキテクチャプラットフォーム「Silvermont」をベースとしており、32ナノメートルプロセスから22ナノメートルプロセスへの変更によるダイサイズの縮小、クロック速度の向上(前世代「Z2580」の2GHzから「Z3480」では2.13GHzへと向上)、特に2Dにおけるグラフィックス性能の強化など、前世代と比較すると多くの点で改善されている。
Intelのワールドワイド最高ベンチマーキング責任者Matt Dunford氏によると、こうした改善によって新しいAtomプロセッサの総合的なパフォーマンスは「iPhone 5s」に搭載されているAppleの「A7」やQualcommの「Snapdragon 800」シリーズを上回るという。
加えて、新Atomプロセッサのバッテリ持続時間もAppleやQualcommの製品を凌ぐとDunford氏は述べている。
新プロセッサは、Appleの「M7」コプロセッサと似た機能を持つ多数の低消費電力センサも備えている。これらのセンサは、動き、位置、ジェスチャー、さらには音声などの情報をデバイスに提供し、バッテリの消費を抑えながらアプリケーションがこうした情報を利用できるようにする。
Intelによると、第2四半期以降に「複数の」携帯端末メーカーが新プロセッサを搭載したデバイスを発売する見込みだという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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