バッファローは2月21日、ハイレゾ向けのデジタルオーディオ製品「DELA(デラ)」シリーズを発表した。NASとLANケーブルを発売する。同社では2月5日にネットワークオーディオの未来と題し、オーディオ製品群の発売を発表。特設サイトを開設している。
発表されたのはNAS「HA-N1ZS10/N1AH20」(N1Z/N1A)と、LANケーブル「HA-C1AE05/10/20/30」(C1AE)の4モデル。いずれも“オーディオらしい”視点から選んだデザインや材質を採用している。
N1Z/N1Aは、横置きタイプでディスプレイを備えたオーディオ用のNASだ。上位機となるN1Zは、店頭想定価格70万円以上と位置づけるハイエンドモデル。512Gバイトの新開発のオーディオ用カスタムSSDを2基搭載する。筺体はアルミ押し出し材を使用し、各パネルは密着させないセパレート構造を使用。デュアル電源とキャパシタバンクで、安定した動作を実現するとしている。
サイズは高さ65mm×幅350mm×奥行き370mmで、重量約7.0kg。新開発のSSD採用により、読み出し動作を常に一定に制御し、起動時間は最速18秒と高速化している。
N1Aは1Tバイトの3.5インチHDDを2基搭載したモデルだ。オーディオ機器としてのデザインを重視し、横幅はネットワークプレーヤーやAVアンプなどと同等の430mmを採用。LED明滅によるLANへの影響を排除するため、光源をシールド外に配置したほか、ウルトラジッタータイプのクロックを採用することで、ノイズを低減させた。電源オンから約20秒で起動する高速起動と、終了時には電源オフにするオーディオライクな使い勝手を追求する。
両機種ともに有機ELディスプレイを設け、LANポートの使用状況や拡張ディスクの有無、ディスク使用量などを表示することが可能。音楽配信時には配信楽曲の曲名やファイル形式なども確認できる。
いずれも受注生産となり、同日から直販サイト「バッファローダイレクト」での予約受付を開始。通常予約受付から1カ月~1ヶ月半程度で納品される見込みだ。
LANケーブルのC1AEは、0.5m、1m、2m、3mの4サイズを用意。ケーブル自体のしなやかさが特徴で取り回しがしやすいとしている。ケーブルには単線を使用し、外皮にはメッシュ加工を施したデザインで、カラーもブラックとなっている。プラグ部はツメが折れにくい特殊素材のラッチを使用し、背面でも差し込みやすいデザインに仕上げているとのこと。外部からの干渉を抑え、ケーブル内部で発生するノイズも抑制できるとしている。発売は3月下旬。店頭想定価格は1mタイプで4000~5000円程度となる。
バッファローダイレクトと一部オーディオ専門店、量販店などで販売されるという。
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