友達がいない息子に誕生日メッセージを--Facebookページに190万人が共感

Dara Kerr (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年02月17日 14時21分

 10歳という年齢はただでさえ難しい年頃だ。ましてアスペルガーなど孤立しがちになる症候群が加わると、友達作りはさらに難しくなりかねない。

 こうしたことは、ミシガン州に住む10歳の男の子Colin君にも当てはまる。Colin君は、軽度の自閉症スペクトラムを抱えており、友達を作ろうと頑張っても、いつもからかわれてしまう。昼食は職員室で食べる。母親によると、ほかの子どもたちがColin君と一緒に食べてくれないからだという。

 Colin君の母Jennifer Cunninghamさんは、息子に誕生日パーティをやりたいかどうか尋ねたところ、Colin君は、自分には友達がいないのだからパーティをやっても意味がないと答えた。Cunninghamさんが「Happy Birthday Colin」と題したFacebookページを作ってColin君をびっくりさせようと決めたのは、そのときだった。


「Happy Birthday Colin」のFacebookページ
提供:Screenshot by Dara Kerr/CNET

 Cunninghamさんは米国時間2月2日、このページの作成にあたり、次のように記した。「私がこのページを作ったのは、3月9日に11歳になる、素晴らしく、立派で、困難に立ち向かっている息子のため。息子のColinは障害を抱えているため、人とうまく関わることが難しい。学校ではかんしゃくを起してしまうことが多く、ほかの子どもたちから嫌われている。それで、私は考えた。もし自分でページを作り、そこから人々が前向きなメッセージや励ましの言葉をこの子に贈ることができるなら、最高の誕生日パーティになると」

 Cunninghamさんの作成したページは、わずか15日で「いいね!」の件数が190万件以上に達した。これまでに、世界中から何万もの人々がこのページにコメントし、Colin君の誕生日を祝ったり、Cunninghamさんが息子を助けるために取った行動を称えている。ほかにも、数百人の人々が善意でColin君宛てに誕生日カードや手紙を郵送している。

 Cunninghamさんは5日に次のように記している。「毎日、いろいろとつらい目に遭っている息子だけど、学校に行かなければならないことに泣き言を言ったり、不満を訴えたりしたことは一度もない。私が息子にその理由を尋ねたところ、彼はこう答えた。『だって、頑張らなくちゃだめだよ』と」

 Colin君は、サプライズが待っていることをまだ知らずにいる。Cunninghamさんは、3月のColin君の誕生日に、このFacebookページを見せるつもりだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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