企業機密の保持とiPhoneカメラの活用を両立--トヨタ自動車九州やAppleらが開発

坂本純子 (編集部)2014年02月17日 12時01分
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 トヨタ自動車九州とTRIARTは2月14日、企業機密を保持しながらiPhoneのカメラ機能を業務に活用できるセキュアなカメラソリューションを開発したと発表した。AppleおよびMobileIronの協力を受けて共同開発したもの。

撮影の流れ
撮影の流れ

 TRIARTはITを利用した新技術の研究開発やコンサルティングを主事業とする九州工業大学発のITベンチャーだ。これまで多数のモバイル向けアプリケーションやソリューションを開発してきたという。

 このシステムでは、標準搭載のカメラアプリでの撮影を制限し、専用のカメラアプリのみで画像を撮影できるようにした。さらにカメラアプリの起動時に社員番号を入力し、認証させることで撮影者を特定する。

 また、撮影画像はiPhone端末内に閲覧可能な状態のままデータを残さず、専用の管理サーバにデータをアップロードすることで画像データを管理。閲覧者は、撮影者と管理者のみに限定することで情報流出を防止できるようにした。

 企業におけるスマートフォンやタブレットの活用が進む中で、情報漏洩対策が課題となっている。カメラの利用を制限する一方で、作業等の記録のために写真撮影が必要となるケースが出てくることもある。

 今回の開発したカメラソリューションは、画像撮影から保管画像の閲覧までを一元的に管理できることから、そうした問題を解決できるとしている。

 トヨタ自動車九州の業務で本格活用するほか、今後グローバル企業に向け業務用ソリューションとして市販を検討しているという。

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