Microsoftのマーケティング担当エグゼクティブバイスプレジデントであるTami Reller氏は米国時間2月13日、「Windows 8」のライセンス販売本数が2億本を突破したと述べた。Reller氏がこの発言をしたのは、Goldman SachsのTechnology and Internet Conferenceで講演を行ったときのことだ。
MicrosoftはWindows 8の販売本数について、2013年5月以降沈黙していた。そのことについて、多くの人は、同社が期待していたほど速いペースでWindows 8を販売できていないことの証拠だと解釈していた。
Windows 8と「Windows RT」は2012年10月26日に発売された。Microsoft関係者によると、同社は発売後の1カ月でWindows 8を4000万本以上販売したという。2013年1月8日、Microsoft関係者はWindows 8のライセンス販売本数が6000万本に達したことを明かした。
2013年5月6日、Microsoft関係者はWindows 8のライセンス販売本数が1億本の大台を突破したと述べた。同社関係者がそのとき話したところによると、1億本という数字は、同社が「Windows 7」発売後の6カ月間に販売した同OSのライセンス本数と同じだという。
Windows 7のライセンス販売本数は最初の12カ月で2億4000万本に達した。Windows 8は発売から15カ月強で2億本を突破した。
Microsoftの「ライセンス販売」本数とは「セルイン」の本数である。つまり、これらの数字にはOEMへのライセンス販売やWindows 8へのアップグレードも含まれる。ボリュームライセンス契約を通して販売されるWindows 8の本数は含まれない。「ライセンス販売」本数にWindows RTのライセンス本数が含まれるかどうかは不明だ(Microsoft関係者はそれを明らかにしていない)。
Reller氏は同カンファレンスで、30分間にわたって講演を行い、質問に答えた。その中で、「Windows 8.1 Update 1」の近い将来のリリースについて名を指して言及することはなかったが、「より高速なサイクル」についてはコメントし、さらに「近いうちに、もっと多くのことを発表する」予定だと付け加えた。Windowsチームは「より高速なサイクル」に従って、製品をリリースしている。
Reller氏によると、Windowsチームは小型デバイス向けにWindowsのフットプリントを小さくする取り組みにおいて、進歩を遂げているという。フットプリントの縮小は、Windows 8.1 Update 1で期待されている機能の1つだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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