ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏は2月12日、2014年3月期第3四半期の決算会見で、中国最大級のAndroidアプリストア「Wandoujia」の筆頭株主になったこと明らかにした。これを機に、中国のスマートフォンユーザーにも同社のコンテンツを提供していきたい考えだ。
中国のスマートフォンOSシェアはAndroidが約9割を占めている。また、そのうちの約7割が独自のアプリストアを利用しており、グーグルの公式アプリストアである「Google Play」の比率はわずか6%なのだという。
その中でも、Wandoujiaは中国で新規に出荷されたAndroid端末におけるインストール率が約5割と高い。また、同ストアは2012年4月にサービスを開始したが、2014年1月時点ですでに3億ユーザーを抱える巨大ストアへと成長しているという。
孫氏はWandoujiaの筆頭株主になったことについて「中国のAndroidにおける非常に重要なアプリストアのポジションをソフトバンクはすでに持っている」とコメント。Wandoujiaが有する3億人のユーザーに対して、子会社であるガンホー・オンライン・エンターテイメントやスーパーセルのゲームコンテンツ、その他グループ企業のサービスなどを提供していきたいと意気込んだ。
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