ソフトバンクは2月12日、2014年3月期第3四半期(4~12月期)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比94.4%増の4兆5617億300万円、営業利益は同46.3%増の9242億2800万円、純利益は同48.3%増の5261億2200万円となった。ここでは、同日に開催された記者会見の模様を随時お伝えする。
まもなくソフトバンクの決算説明会が開催。
ソフトバンク代表の孫正義氏が登壇。「ソフトバンクはちょうど20年前に株式を公開した」
ソフトバンクは20年間で売上高が100倍、営業利益が300倍に成長している。
ソフトバンクの時価総額は20年で50倍に成長。
売上高は過去最高の4.6兆円。「スプリントを買収しなくても伸びている」(孫社長)。
営業利益は8期連続の最高益。
純利益も5期連続の最高益。
売上高、営業利益、純利益すべてでソフトバンクはナンバーワンになったと孫社長。「8年で雲の上の存在だった2社を抜き去った」
「ドコモがiPhoneを取り扱えばソフトバンクに最後の危機がくると言われてきたが、結果はソフトバンクがナンバーワンだ」(孫社長)。
2013年の純増数でもソフトバンクがナンバーワン。
累計契約数は日米で1億を突破。「1カ月で純増、MNPが5〜10万増えたという話は1億からすればほとんど誤差だ。すでに日本国内だけという物差しでは考えていない」(孫社長)。
ARPU(1人あたりの月間売上高)も増加傾向に。「他社は1人あたりの売り上げが落ちているから、いくらユーザー数が増えても結局横ばいだ」(孫社長)。
モバイルサービス売上高は31%増加。
モバイルサービス売上の増加率はソフトバンクが世界一。
モバイル営業利益はボーダフォンを買収後に9倍に成長。
新規のAndroidスマートフォン販売シェアでソフトバンクがナンバーワンに。ウィルコムやイー・モバイルの台数も含むがPHSやモバイルルータは除外した数字とのこと。「iPhoneだけでなく弱いと言われてきたAndroidでもソフトバンクはシェア1位になった。ウィルコムやイー・モバイルを足してもいいじゃないか。どっちみちソフトバンクグループだ」(孫社長)。
LTE回線を使った高品質な音声通話サービス「VoLTE」の時代に向けて、5分以内の通話であれば月1000回まで話し放題の新定額サービスを発表したソフトバンク。消費者からは5分以上通話すると追加料金が発生する点などについて疑問の声があがっていたが、孫社長は「ウィルコムの『だれとでも定額』でも、5分以上喋るケースは少ない。それに5分を超えそうになったら、かけ直せばいい。やはり恋人同士が話さないのに朝まで繋ぐような使い方は困る」と説明。
法人向けの取り組みも紹介。ソフトバンクのiPhoneを導入している企業は21万社以上。
Google Apps for Businessの販売パートナーとして、世界で最も企業IDを獲得。ソフトバンクはアップルだけでなくグーグルにとっても強力なパートナーであると強調する孫社長。
ヤフーと連携したO2O施策「ウルトラ集客」も好調とアピール。
「ウルトラ集客」によって、2週間で7万人の集客を達成した事例を紹介。イオンなど大手ショッピングモールとの連携も進めている。
続いて、ネットワークについて説明。音声接続率でソフトバンクが首位に(イプソス調べ)。
パケット接続率でもソフトバンクが首位に(Agoopの調査結果などから分析)。
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