ドコモ、わずか1カ月で首位から最下位に--2014年1月携帯契約数

 電気通信事業者協会(TCA)と携帯キャリア各社は2月7日、2014年1月末時点の携帯電話契約数を発表した。純増数ではソフトバンクモバイルが24万9900件でトップ。次いでKDDIが18万9900件、NTTドコモが14万200件となった。累計契約者数はドコモが6232万1800件、KDDIが3980万6900件、ソフトバンクが3500万9400件で、3社の合計は1億3713万8100件。

 2013年12月にはドコモが約2年ぶりに首位を獲得したが、わずか1カ月で再び最下位となった。この要因についてドコモは、データプランの2年契約期間が終了して解約したユーザーが増えたタイミングと説明。また、冬商戦と春商戦に挟まれる1月は毎年販売が鈍る傾向にあるとした。

純増数
NTTドコモau(KDDI)ソフトバンクモバイル
11月9万3400件19万200件23万7100件
12月27万9100件22万2600件22万4300件
1月14万200件18万9900件24万9900件
累計契約数
NTTドコモau(KDDI)ソフトバンクモバイル
11月6190万2500件3939万4300件3453万5200件
12月6218万1600件3961万6900件3475万9500件
1月6232万1800件3980万6900件3500万9400件

 MNP(携帯電話番号ポータビリティ)は、KDDIが4万6900件の転入超過で28カ月連続でのトップとなり、続いてソフトバンクが3万6000件の転入となった。ドコモはiPhoneを発売した2013年9月以降改善が続いていたが、再び8万1000件の転出超過となった。同社では他社のキャッシュバック施策の影響を受けたことでポートアウトが拡大したと説明している。

MNP(携帯電話番号ポータビリティ)
NTTドコモau(KDDI)ソフトバンクモバイル
11月-6万8600件5万6800件1万2300件
12月-5万1000件4万3300件9400件
1月-8万1000件4万6900件3万6000件

 この一方で、KDDIは学割などの割引サービスや、「auスマートパス」「auスマートバリュー」などの施策がユーザーに浸透したことなどが転入につながっていると説明。またソフトバンクは、純増数トップに向けて特別な施策を展開したわけではなく、従来からの取り組みが評価された結果だとした。

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