携帯電話契約数が59億件に達した。世界の人口が70億人であることを考えると、これは目覚ましい数字だ。
モバイルおよびオンライン分野の2011年の動向を調査し、年間報告書(PDFファイル)を作成した国際電気通信連合(ITU)は、携帯電話契約が全世界の87%、すべての開発途上国の79%に浸透していることを発見した。
それらすべての携帯電話ユーザーのうち、モバイルブロードバンド契約数が12億件近くに達している。この4年間、モバイルブロードバンド契約数は毎年45%増加しており、現在では2対1の割合でブロードバンド契約数を上回っている。
モバイルブロードバンドを推進するため、世界の159カ国が既に3Gネットワークを稼働させているが、現在でも2Gのサービスエリアは3Gの2倍である。全体的に見ると、先進国の人々は通常、モバイルブロードバンドと固定ブロードバンドの両方を利用しており、開発途上国の人々はモバイルブロードバンドサービスにしかアクセスできない環境にいることが多い。
固定ブロードバンドに話を移すと、現在世界の18億世帯の3分の1がインターネットにアクセスできる環境にあり、5年前の5分の1から増加した。開発途上国では全世帯の25%がPCを所有しており、20%がインターネットにアクセス可能な環境にある。
すべての主要国のうち、最も高速なブロードバンドアクセスを提供しているのは依然として韓国で、ほぼ全国で10Mbps以上の速度を享受できる。米国の順位はそれよりもずっと下で、3分の1強の国民が10Mbps以上の速度を享受する一方で、それ以外の国民は依然として2~10Mbpsと256Kbps~2Mbpsの間の速度を利用しており、格差が存在している。
全体的に見ると、地球上の70億人のうち3分の1がインターネットを利用しており、その45%は25歳以下である。開発途上国でのインターネット利用が拡大しており、2011年には全世界のインターネット利用の62%を占めた。ちなみに、2006年の割合はわずか44%だった。また、中国は1国だけで全世界のインターネット利用の25%近くを占めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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