これから本格化する春商戦に向け、さらなる純増数の拡大やスマートフォンの販売増加、LTEの顧客を拡大していきたい考えだ。
春商戦では、(1)若年層と家族を重点にアピール、(2)受信時最大150Mbpsの高速クアッドバンドLTE、(3)ドコモショップやコールセンターなど、アフター・チャネルの強みを生かす──の3つに重点を置く。若年層に向けて3年間基本料ゼロ円の学割や、家族割引を行うほか、LTE基地局数は順調に増加。3月には5万2000局を見込み、LTEエリアの拡大にも力を入れる。
「最大の春商戦に初めてiPhoneをラインアップに加えた戦いをする。商戦を迎えるという意味では重要なポイント。最大限、頑張っていきたい」(加藤氏)と意気込みを見せた。
音声ARPUが減少する中で、ソフトバンクは音声とパケットをセットにした新定額サービスを発表し話題となった。これについて、KDDIの決算発表で代表取締役社長の田中孝司氏が「高くない?」とコメントしたことが話題を集めた。
同様にコメントを求められた加藤氏は、「大変、工夫されているなという気がした」と印象を語る。「料金はずっと、いろいろな側面で考えて知恵を出し合っている。ドコモは対抗するんですか?ということだと思うが、にわかにはない。適切な対応をするタイミングがあれば、そうしていく」と話すにとどめた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
開発経験ゼロからのローコード開発で
医療ニーズに応えた病院向けシステムを構築
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス