Google謹製のブラウザである「Chrome」は、Googleアカウントを通じたブックマークの同期機能を備えており、さまざまなプラットフォームでブックマークを共有するにはもってこい。他のプラットフォームで開いているタブを参照する機能も備えているので、PCで見ているウェブページをスマホで参照する場合も、わざわざURLをコピペして送る必要がない。操作性がiPhoneとAndroidでほぼ同じなのもメリットだ。
マルチプラットフォーム対応のメールサービスとしては、Androidに標準搭載となりつつあるGoogleのGmailが頭ひとつ抜け出ている感はあるが、同じ操作性で使えるという点では「Yahoo!メール」もなかなかのものだ。LEDでの新着通知など、純粋にスマホアプリとしての使い勝手にも優れている。唯一のネックは、無料会員がIMAP/SMTPアクセス機能を利用すると「Yahoo!デリバー」に自動登録され、スマホアプリにもDMが届くようになることだろうか。
オンラインノートサービスでは、2013年のウェブ版のリニューアルとともにAndroidアプリを投入した「Simplenote」の使い勝手がよい。スマホで気軽にメモを取ってPCのブラウザで参照したり、PCからスマホにURLなどのメモを送ったりと、多岐にわたって活用できる。その名の通りシンプルなデザインで、無料会員でも広告表示が一切ない点も好印象。スマホアプリではパスワードロックがかけられるのもよい。
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新興のオンラインワープロサービスである「Quip」も、サービスイン自体がスマホ普及後だったこともあり、シームレスな使い勝手という意味では先行のオンラインノートサービスよりも優れている。各アプリストアに掲載されているサンプル画面はiPhone、Androidとも英語だが、日本語もきちんと利用できる。前述のSimplenoteがほぼテキストオンリーなのに対し、このQuipは画像なども扱える点と、強力なコラボ機能が大きな違いだ。
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今回紹介するサービスの中ではやや異色だが、ダミーのメールアドレスを生成するサービス「Melt Mail」も、iPhone、Androidそれぞれのアプリが用意されており、類似サービスとの差別化ポイントになっている。最大で24時間利用可能な受信専用メールアドレスを手軽に生成できるので、身分を明かしたくない相手から一時的にメールを受信したい場合や、運営者が不明なサイトに会員登録する場合など、さまざまな用途に利用できる。
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