Re/codeによる最新報道が正しければ、サムスンは「Android」をもう少し純粋に近い状態に保ってほしいというGoogleからの圧力に屈したことになる。
同記事によると、両社は2014年1月に入って開催された2014 International CESで、「Androidに対するサムスンの展望をGoogleの展望に一致させる」ことを目的とする契約の締結に向けて動き出したという。このことは、サムスンがAndroid上に配置している同社の新しい「Magazine UX」インターフェースを変更または削除することや、映画や音楽などのサービスに対して独自のアプリではなくGoogleのアプリを推進することを検討することを意味していると、Re/codeは報じている。
Re/codeによると、Googleがサムスンにどのような譲歩案を提示したのかは明らかではないという。
米CNETはGoogleとサムスンに問い合わせているが、回答はまだ得られていない。
Re/codeの報道が正しく、サムスンがこのような動きをとるとすれば、それは同社の最近の戦略からは大きな方向転換となる。2013年に世界中のスマートフォンの3台に1台を販売したサムスンは、独自のソフトウェアとサービスの開発を大々的に推進していた。同社は再三にわたり、ハードウェアに強い企業というだけではもはや十分ではなく、サムスンがソフトウェアとサービスも提供する必要があることを伝えてきている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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