Appleは、来週に予定している2013年10月~12月期の決算報告で、「iPhone」の販売台数が過去最高を記録したと明らかにするかもしれない。
Morgan StanleyのアナリストKaty Huberty氏は米国時間1月21日、投資家向けのリサーチノートの中で、2013年の最終四半期、つまりAppleの2014会計年度第1四半期におけるiPhoneの販売台数が5400万~5500万台になると予測していると述べた。これは、アナリストらによるコンセンサス予想である5300万台をわずかに上回っている。なお、Appleは2013会計年度第1四半期に4780万台のiPhoneを販売している。
もちろん、2013年10月~12月期におけるこうした記録的な販売台数はホリデーシーズンによるところも大きいため、2014年に入ってからの販売台数はそれよりも少なくなるだろう。
Huberty氏は今後のiPhone販売台数として、2014年1月~3月期は4500万台、4月~6月期は3500万台と予想している。同氏は7月~9月期については予想を明らかにしていないものの、新型iPhoneの発売を予想した買い控えの影響を受け、この時期には一般的に販売台数の落ち込みが見られる。その後、9月になって新型iPhoneが発売されると、販売台数は一気に増加する。
では、Appleは2014年にどのような製品を発売するのだろうか?Huberty氏やその他多くのAppleウォッチャーらによると、「iPhone 6」はサムスンの豊富な製品群に対する競争力を高めるために、より大きな画面を搭載するようになるだろうという。しかし、発売されるのはそれだけではないはずだ。
Huberty氏は「Appleが今年、インターネットをベースにした新たなサービスを開始するだろうとわれわれは考えている。モバイル決済プラットフォームの可能性も含め、こうしたサービスは早ければ6月にも同社の開発者向けイベントで発表されるというのがわれわれの見方だ」と述べたうえで、「最も重要なこととして、Appleは同社の保有している数多くの既存資産の上に築き上げたサービスから収益を得られるようになるとわれわれは考えている。こうした資産として『iBeacon』や指紋センサ、5億7500万を超えるクレジットカードアカウント、『iOS』という共通のプラットフォームがある。また『iWatch』や、より大型の『iPad』の発売を見込んだ場合、売上高はさらに増えるというのが一致した予想だ」と語っている。
Huberty氏は、Appleが2013年10月~12月期の決算報告において、最高で580億ドルという売上高を発表すると予測している。同社の決算報告は1月27日の月曜日に行われる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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