Appleの「iPhone 6」とされる新たなスマートフォンに関するうわさが既に続々と浮上していると、Apple Insiderが伝えている。最新のニュースは、中国人アナリストSun Changxu氏によるもので、同氏は中国語ウェブサイトtech.qq.comに対し、iPhone 6は画面サイズを大型化した2モデルが提供され、早ければ6月にも発表される可能性があると述べている。
Changxu氏によると、次期iPhoneは4.7インチ、1136×640ピクセルディスプレイを搭載する可能性が高いという。またChangxu氏は、Appleがその後すぐ、より高解像度の5.7インチディスプレイを備えた別のスマートフォンをリリースする可能性があるとしている。うわさでは、Appleは新しいiPhoneを6月開催のWorldwide Developers Conference(WWDC)で発表する予定だという。
複数の情報筋は既に、Appleの次期iPhoneの画面はこれまでより大きくなると推測している。2013年10月には、画面サイズが現行の4インチから5インチ弱に一気に拡大するとの報道がいくつか伝えられていた。また、一部のアナリストは、画面サイズが5.7インチから6インチの間になる可能性も示唆していた。同じく、DisplaySearchの記事も先週、iPhone 6が5.5インチ、1920×1080ピクセルのディスプレイを搭載する可能性があると報じた。
先週China Mobileで開催されたiPhoneの発売イベントにおいて、Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏は、Appleが画面の大きなiPhone、あるいはフレキシブルディスプレイを搭載したiPhoneを発売するのかどうかを尋ねられた。これに対してCook氏は、基本的に、顧客は今後すばらしいアップデートをいくつか期待できると答えるにとどまった。
Cook氏は、「われわれは、将来のことについては話さない」とし、「すばらしいことにいくつか取り組んでいるところだが、内容は秘密にしておきたいと思う。そうすることで、皆さんがそれを目にしたときの喜びもずっと大きくなるだろう」と述べている。
一方、うわさされている「iWatch」についても、憶測の一部に加わりつつある。ゲームレビューサイトのG for Gamesによると、Appleが発表すると思われる腕時計型のコンピューティングデバイスは、LG製のフレキシブルなOLEDディスプレイを搭載すると言われている。報道では、iWatch向けの1.52インチOLEDディスプレイを製造するため、LGとAppleとの間で提携が成立したと伝えられている。製造は2014年中に開始されるという。
iWatchとされる端末についてのうわさが出始めてから約1年になるが、何らかの端末が登場する決定的な証拠はまだない。10月には、LG DisplayがAppleとの間で、OLEDディスプレイを供給する契約の成立が間近であるとうわさされていた。
米CNETはAppleにコメントを求めているが、本稿掲載時点で回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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