ビズリーチは1月21日、教育向けのスマートフォンアプリ「zuknow」のiOS版を公開した。App Storeから無料でダウンロードできる。
英単語などを学ぶ際、表面に英語、裏面にその日本語訳を書いた「単語帳」を作ることがあるが、zuknowはその仕組みをスマートフォンやウェブ上で実現するアプリだ。
紙の単語帳のように、表、裏の設定された「カード」に画像やテキストで作成した問題と、その回答を入力して単語帳を作成していく。Siriの機能を利用した音声の読み上げ、また作成した単語帳を使った四択クイズ機能なども備える。ウェブサイト上からExcelファイルをアップロードして単語帳を作成することもできる。
作成した単語帳は、ユーザーに一般公開するか、作成者のみが閲覧できるかを設定できる。一般公開されている単語帳を複製、編集して新しい単語帳を作成することもできる。
また、ユーザーが作成した単語帳だけでなく、公式コンテンツも提供する。サービス開始時点では「ビジネス・マーケティング用語集」「日本のことわざを中国語で」といった無料コンテンツのほか、「NHK ラジオ講座 基礎英語1(2012)for zuknow」(400円)、「関谷英里子のビジネスパーソンのための英単語帳」(400円)などの有料コンテンツを備える。なお有料コンテンツは複製には対応しない。
ビズリーチ代表取締役の南壮一郎氏は、幼少期をカナダで過ごし、その後は日本、米国とさまざまな環境で教育を受けてきたという。「環境が違っても常にいたのは『仲間』。風習も勉強の仕方も分からないときから助けてもらった。そしてその仲間との学びで重要だったのはノウハウの共有だ。自分が作ったツールは、自分が使い終わっても、誰かにとって価値があるものになる。単語帳もそういったプラットフォーム」(南氏)
zuknowは今後、単語帳の機能に加えて、「仲間とともに学ぶ」というコンセプトの機能を追加していくという。まずは特定のユーザー間に限定してコンテンツを共有したり、コミュニケーションしたりできる「クラス機能」を追加する予定だ。
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