ビズリーチは8月7日、同社の手掛ける転職サービス「ビズリーチ」の会員を対象に、新機能「キャリア・マネジメント・システム」の提供を開始する。
ビズリーチは、管理職やグローバル人材などに特化した有料の会員制転職サービス。会員は20万人、利用企業は1200社。ヘッドハンター850人が登録しており、掲載求人情報は約7500件。
新機能では、ビズリーチの会員に対し、会員の属性や職務経歴書、採用企業やヘッドハンターのサイト利用動向などビッグデータをもとにした解析結果を開示する。
採用企業やヘッドハンターが人材を求めて会員検索をする際、会員の職務経歴書の中で、どの単語が検索されているかをランキング。業界や職種ごとに「旬の検索キーワード」として上位100位を公開する。
会員は日々更新されるランキングから、転職市場のトレンドを把握し、職務経歴書の内容を変更して、採用企業やヘッドハンターによる閲覧や、スカウト数のアップを図ることができるという。
ビズリーチでは、これまでの転職サイトように企業やヘッドハンターと会員とをマッチングするだけではなく、転職意向の有無にかかわらず、ビジネスパーソンが業界動向を把握したり、他のビジネスプロフェッショナルの動向を調査したりしながら、自分の市場価値や選択肢を研究できるサービスを提供するとしている。「転職はあくまでイベント、『点』でしかない。それをキャリアという『面』で見ないといけない。ビズリーチは会員に課金をしている転職サイトなので、会員にはより付加価値を付けたい」(ビズリーチ代表取締役の南壮一郎氏)
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