Intelのクアッドコア「Atom」プロセッサが、2014年第2四半期にも「Android」タブレットに搭載される予定だと、Intelの最高経営責任者(CEO)Brian Krzanich氏が米国時間1月16日、アナリストらとの電話会見で明らかにした。
Intelの2013年第4四半期決算の電話会見において、Krzanich氏は次のように述べた。「『Bay Trail』(開発コード名)を搭載したAndroidタブレットの多くは、第2四半期から本格的に登場し始める。(中略)ご存じのとおり、われわれは方針を転換しており、当初計画ではBay Trailはすべて『Windows』向けだった」
Krzanich氏の説明によると、途中でAndroidに搭載する方向へ変わり、そのためBay Trail搭載のAndroidタブレットに遅れが生じているのだという。
1月に開催された2014 International CESでは、Bay Trailプロセッサ搭載Androidデバイスの展示がないことが目に付いた。Intelのブースにも、Bay Trail搭載のAndroidタブレットは展示されていなかった。
そのほかKrzanich氏は電話会見で、アナリストからの質問に答えて64ビットプロセッサの利点について語った。現在のAndroidは32ビットプラットフォームだ。以下に、Krzanich氏の発言をSeeking Alphaから引用する。
当社の製品を採用している(デバイスメーカー)はすでに、64ビットの利用を開始することが可能だ。われわれは目下その実現に向けて、OSへの対応、すべてのOSおよびOEMへの対応を進めている。実際に利用されるのは、(中略)高いコンピューティング能力が必要な分野になるだろう。たとえば、動画や、メディアのようなもの、メディアの転送操作などだ。コンピューティングにありがちな様々な問題がPCの演算サイクルを早め、今や人々は多くのことをタブレットや携帯電話を使って行うようになっている。あるいは、これらのモバイルデバイスにおける64ビットの利用を促進するのも、やはり同じような問題だろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」