Hewlett-Packard(HP)が、「Windows 7」を搭載するデスクトップおよびノートPC数機種の提供を開始した。旧型OSであるWindows 7を搭載した機種について「高い需要のため再登場」と宣伝している。HPは販売を促進するために、「Core i5」と「Core i7」を搭載する機種に対する150ドルの割引も提供している。
Neowinが指摘しているように、米国のHP販売ウェブサイトのホームセクションでは、「Windows 8.1」搭載機種も販売されているが、同ページは間違いなく、4年前にリリースされたOSであるWindows 7を搭載する機種に力を入れた構成になっている。
Windows 8.1は2013年10月のリリース以来、何とか順調にユーザー数を獲得しているが、そのプロモーションは明らかに、Windowsの古いバージョンを好む圧倒的多数のユーザーをターゲットとしたものになっている。Windows 8.1は3カ月間でデスクトップOS市場の3.6%を獲得したが、Windows 7と「Windows XP」のシェアとはまだかなりの差がある。ウェブ調査会社Net Applicationsの12月の統計によると、Windows 7はまだ、全デスクトップPCの47.5%で使用されているという。12年前にリリースされ、Microsoftが2014年4月にサポートを終了する予定のWindows XPはまだ、29.9%のデスクトップで使用されており、「Windows 8」とWindows 8.1の合計市場シェアのほぼ3倍に相当することが、Net Applicationsの調査で明らかになっている。
Microsoftは2015年にWindowsのメジャーリリースを行うとされている。Windows 8とは全く異なることを強調するために、同社はその新しいバージョンを「Windows 9」と名付ける方向に傾いているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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