Hewlett-Packard(HP)が2013年終わりに新しいタブレットを発表した際、最高経営責任者(CEO)のMeg Whitman氏は、同社がスマートフォン事業に再参入する必要があると述べていた。Re/codeが最初に報じたように、HPはこのほど、インド市場向けに「Slate 6 VoiceTab」と「Slate 7 VoiceTab」を発表した。
HPは90年代終わりから2000年代初頭にかけて、PDAで素晴らしい業績を上げ、その後、「iPAQ Mobile Messenger」や「iPAQ 910」といった「Windows Mobile」搭載端末へと事業を進めた。Palmを買収して「webOS」を手に入れたときには前途有望に見えたが、同社CEOが扱いを誤り、主要なスマートフォンプラットフォームになったかもしれないこの事業をやめてしまった。
今回の新しい音声対応タブレットは、古いバージョンのOSである「Android 4.2」(開発コード名:「Jelly Bean」)とクアッドコアプロセッサを搭載し、高解像度IPSディスプレイ、前面ステレオスピーカー、5メガピクセルの背面カメラ、16GバイトのmicroSDカード対応内蔵ストレージ、デュアルSIM機能を備える。
価格情報は明らかになっておらず、インドで2月に発売される予定だ。HPにとっては、スマートフォン市場に復帰する前の予備調査という位置づけなのかもしれないが、現時点ではそれほど興味をそそられる点はない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」