ラスベガス発--仮想現実ゲーム用ヘッドセット「Oculus Rift」は、2013年のCESで大きな話題となったが、2014年のCESにも再登場した。一般市場向け版はまだ提供されていないが、Oculus VRは、同社の最新プロトタイプを披露した。このプロトタイプは、「Crystal Cove」という開発コード名が付けられており、いくつかの重要な改良や高解像度画面、さらには、いくつかの没入型ゲームが加えられている。そこで、われわれ米CNETは現地を訪れ、Oculus製ゴーグルを再び装着してみることにした。1年を経た今回の結果は、素晴らしいものだった。
Oculus VRは、Rift向けに新たに調達した7500万ドルの資金に加え、大小さまざまな企業による1年にわたるゲーム開発で勢いに乗っている。新しいヘッドセットは、1年前よりも完成しているという印象を与えるが、最終的な製品のあるべき姿からはほど遠い。スキーゴーグルのようなデザインよってフィット感はあるが、今回の場合、外側には位置追跡を追加するための小型LEDがちりばめられている。また、1080p OLEDディスプレイは、残像により良く対処するために新しいアンチブラー技術を取り入れている。基本的に、遅延が少なく、仮想的な動きによって誘発される吐き気もうまくいけば少なくなる。
われわれは、2つの異なるデモに挑戦した。まず、椅子に座って、据え置き型のタワーディフェンスゲームをプレイしてみた。このゲームでは、小塔やうなり声をあげる怪物の手先、そして、小さな回廊などが無数に表示される。バーチャルな王座上にいる筆者は、体を前に倒すことで、頭をテーブルの角にぶつけそうになった。また、ゲームの細かな部分を近づいて見ようとした。この位置追跡テストによって、Oculus Riftが頭の動きを精密にマッピングすることについていかにうまくなってきているかが示された。
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