2014年、世界各地の記者が考えるテクノロジトレンド - (page 2)

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎2014年01月10日 07時40分

Eileen Yu記者:中国が力をつけ、中国企業が主要なグローバル企業と争う

 中国は2013年下半期にグローバル市場で起こったBitcoinの高騰時に、世界最大の取引プラットフォームとなった。また、2014年の終わりまでには、米国を抜いて世界最大の電子商取引市場になると予想されている。中国は、Huawei(ファーウェイ)、Xiaomi、Alibabaなどの国内リーディング企業を先頭に、2014年も成長を続ける可能性が高い。アジアの経済成長の核としての中国についてはさまざまな見方があるが、中国市場の潜在的な成長力は高く、2013年にはAppleやサムスンが、標準を下回る製品修理ポリシーや品質について、滅多にしない謝罪に追い込まれたほどだ。

 例えばHuaweiは、米国政府からスパイ容疑を向けられて以降、成長の目を欧州に向けており、この地域での影響力を増すために、すでに20億米ドルを投資している。また、中国のスマートフォンメーカーであるXiaomiは、比較的若い企業だが(2010年4月に設立されている)、現時点で株式時価総額は100億米ドルになっており、グローバルな展開を計画している。同社は東南アジアのハブとしてシンガポールにオフィスを置くことを計画しており、2013年の販売台数は、2012年の719万台の2倍以上である1500万台に増える見込みだ。Cisco SystemsやApple、サムスンといったグローバル市場のリーダー企業が、2014年に中国からの激しい追い上げをどうかわすかは、非常に興味深い問題だ。

 しかし中国も、いくつかの障害に直面している。コピーをせずにイノベーションを起こす能力に疑問を呈する人も多く、中国企業に対してスパイ行為を疑う人もいる(これについては、Snowden氏が告発した側自身がスパイ行為を行っていたことを暴露したことにより、薄まった面もある)。

 2014年はまた、ビッグデータが軌道に乗る年になるかもしれない。モノのインターネットと、マシンツーマシン(M2M)通信には、まだ大きな潜在的可能性が眠っている。ウェアラブルテクノロジが主流になるという予想がもし実現すれば、M2Mとビッグデータによってさまざまなサービスを統合する必要性が高まり、情報企業は顧客の要求をより深く理解する必要が出てくるだろう。

Chris Duckett記者:モバイルのフラグメンテーション

 フラグメンテーション(断片化)を好む人にとっては、この1年は楽しみな年になるだろう。「Windows Phone」が引き続き市場シェアを伸ばしていけば、開発会社もこのプラットフォームに力を割くようになるだろうし、同時に「Firefox OS」や「Jolla」、あるいは「Tizen」を擁するサムスンが、低価格モバイル市場のシェアを奪おうとしている。

 長期的に見た場合、Valveの「Steam Machine」がダークホースになるかもしれない。これは、PCゲーム業界をひっくり返すチャンスがあるという理由だけでなく、長年の間で初めて、多くの開発会社がLinuxベースのプラットフォームでソフトウェア開発を行うことを再検討する理由になるからだ。ゲームはMicrosoftが家庭に入り込むことができた理由の1つだったが、今度はそれがMicrosoftが消える理由の1つになるかもしれない。

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