サムスンのスマート家電やスマートデバイスが、より緊密に連携できるようになろうとしている。
サムスンは米国時間1月4日、ウェアラブルテクノロジ製品から洗濯機に至るまでの、さまざまな家電製品やデバイスをユーザーが単一のアプリから管理できるようにする新たなプラットフォームを発表した。「Samsung Smart Home」と名付けられたこのプラットフォームは、ラスベガスで開催される2014 International CESで披露され、2014年前半に順次展開される予定だ。
同プラットフォームでは当初、「Device Control」と「Home View」「Smart Customer Service」という3つの主要サービスが提供される。Device Controlは、ユーザーが自らのスマートフォンやスマートテレビを使って、すべてのデバイスのカスタマイズ設定にアクセスできるようにするものだ。つまり、「Samsung Smart Home」アイコンを選択するだけで、リビングルームでくつろいでいるか、海外旅行中であるかにかかわらず、複数のデバイスを同時に操作できるようになるわけだ。またこのサービスでは、スマートウォッチ「GALAXY Gear」や、スマートテレビのリモコン経由で音声コマンドが使えるため、例えば外出時にこういったデバイスに対して「going out」(出かける)と伝えるだけで、連携している照明を消したり、家電製品の電源をオフにしたりできるようになる。
Home Viewは、同社の対応家電製品の多くに組み込まれているカメラを利用し、ユーザーが自宅の様子をチェックできるようにするものだ。またSmart Customer Serviceは、家電製品のサービス時期がきたことを通知したり、アフターサービスを提供したりするものだ。
Samsung Smart Homeは当面、同社の特定のスマートテレビや家電製品、スマートフォンを対象とする予定だ。その後、そうしたサムスン製品を拡充していくとともに、他社の家電製品やデバイスにも対応していく計画である。またサムスンは最終的に、ホームエネルギー管理や、ホームセキュリティ、ヘルスケアといった分野についても、これら分野のサードパーティー企業と提携してサービスを拡大していきたいとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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