2014年にサムスンのスマートテレビを購入する人は、チャンネルの変更やアプリの起動などの作業を、これまでより簡単に実行できるようになるはずだ。
サムスンは、自然言語の音声命令でテレビを操作しやすくする同社の音声操作サービスを改良してきた。一例を挙げると、サムスンの現行のスマートテレビ群では、ユーザーはチャンネルを変えるときに「Channel Change」(チャンネル変更)や「Channel Number」(チャンネル番号)など、2つの言葉からなる音声命令を発する必要がある。2014年のモデルでは、チャンネル番号を伝えるだけでチャンネルを変えることができる。
サムスンによると、音声ショートカットを利用して、ウェブサイトやアプリを開くことも可能だという。また、天気や株価、スポーツのスコアなどの情報を得るために音声検索を実行すると、検索結果を含むウィンドウがポップアップ表示される。この音声機能は2014年に新たに12の市場に展開され、サービス提供国は計23カ国になる予定だ。
サムスンのスマートテレビの2014年モデルは、フィンガージェスチャー機能も搭載する。これにより、ユーザーは指先を動かすだけで、チャンネルの変更や音量の調整、動画再生の停止、前の画面への移動などができるようになる。
サムスンのビジュアルディスプレイ事業のサービス戦略チーム担当シニアバイスプレジデントであるKyungshik Lee氏は声明の中で、「サムスンのスマートテレビの2014年モデルは、顧客が当社のスマートテレビをより直観的に楽しめるように、音声操作やモーションコントロールの機能が改善されている。当社は利便性をさらに高めるために、音声認識とモーション認識を統合するコンテンツの開発に今後も取り組んでいくつもりだ」と述べた。
サムスンは、1月7日~10日にかけてラスベガスで開催される「2014 International CES」で、同社の新型スマートテレビについてデモンストレーションを実施する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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