GoogleがBumpの幕を引くことになった。写真、連絡先、ファイルの共有サービスであるBumpは、1月末でサービスの提供を終了する。Bumpの最高経営責任者(CEO)で共同創業者のDavid Lieb氏が米国時間12月31日に明らかにした。
Bumpとその姉妹アプリで写真アルバムを共有する「Flock」は、2013年9月にGoogleに買収された。買収額は公開されなかったが、約3500万ドルとうわさされた。
Bumpは、2台のスマートフォンを軽くぶつけ合う(バンプ)ことによって接続し、データを交換するサービスだ。AndroidでもiOSでも、近距離通信(NFC)ではなく機器の加速度センサを利用する。NFCはAndroidを稼働する最近の携帯電話やタブレットなら多くの機種に搭載されているが、Appleは「iPhone」にも「iPad」にもまだ採用していない。GoogleがBumpを買収した最大の理由は、同社の画期的な技術と特許だったと考えられる。そのため、Bumpは終了しても、その技術が意外に早く「Google+」などGoogleのほかのサービスに登場することになっても不思議ではない。
「われわれは現在、Google内の新しいプロジェクトに力を注いでいる」と、Lieb氏はBumpが終了になる理由を説明した。Bumpユーザーは、サービスが停止するまでに、アプリの指示に従ってデータをエクスポートできるようになるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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