YouTubeは、米国時間1月7日から開催されるConsumer Electronics Show(CES)において、Googleの比較的新しいビデオコーデック技術「VP9」による高解像度ビデオストリームを披露する予定であると発表した。
新たなフォーマットは、ネットワークの速度を落とさずに高解像度4K画質のストリームを配信することを可能にすることから、YouTubeをはじめとする動画ストリーミングサイトに有利になる。期待される効果の1つに、オンライン動画の視聴中のバッファリングが大幅に低減できる点が挙げられる。
GoogleはVP9の広範な採用を確実にするために懸命に取り組んでおり、今回のデモの協力企業にはソニー、パナソニック、LGが含まれている。これらの企業は、自社のCESブースに展示された4Kテレビ上で高解像度ストリームを披露する予定だ。一方、Googleも既に、ARM、Broadcom、サムスン、NVIDIA、Mozilla、Qualcomm、Marvell、東芝を含むさまざまなハードウェアおよびソフトウェアパートナーに対して、VP9の導入に向けた取り組みに対する早期の参加を呼び掛けている。
YouTubeでプラットフォームパートナーシップ担当ディレクターを務めるFrancisco Varela氏はGigaOmに対して、GoogleはVP9の最大のライバル技術であるH.265を含め、そのほかの次世代ビデオコーデックのサポートを排除することはないと語っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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