Amazon広報担当者のちょっとした努力によって、ホリデーシーズンにAmazonの売り上げがどれだけ好調だったかについて報じられるのがこの季節の恒例となりつつある。
Amazon.comは、毎年恒例となったクリスマス後のプレスリリースで、2013年もまた、記録的なホリデーシーズンになったと発表した。サイバーマンデーには世界中で3680万個以上の商品が注文された。1秒あたり426商品の注文を受けたことになる。またこのホリデーシーズンには、Amazon顧客の半数以上が携帯端末を利用して商品を購入したという。
しかし、Amazonは「膨大な数の顧客がこのホリデーシーズンのプレゼントとして、電子書籍端末『Kindle』とタブレット『Kindle Fire』を手にした」とあいまいな表現を使う一方で、この機会を利用して、一部の同社サービスの人気についても取り上げた。例えば、米国で2日後配送が無料になる年間会員プログラム「Amazon Prime」は、12月の第3週に100万人を超える新規顧客の登録を受けるという記録を樹立した。
しかし、これらの顧客の中には、UPSの遅延によってクリスマスツリーの下にプレゼントを飾れなかった人もいた。Amazonは、同社のフルフィルメントセンターは、クリスマスに間に合うように顧客注文を処理し発送していたため、責任はUPSにあると主張している。UPSのウェブサイト上のサービス最新情報には、クリスマス直前になって航空便荷物の量が同社の限界を超えたと記されている。
それでも、Amazonは「配送業者の業績を評価中である」と同社の広報担当者は米CNETに述べた。「影響を受けた配送については配送料を返金するとともに、20ドル分のギフトカードを提供した」(Amazon広報担当者)
Amazonは、同社の新しい「Mayday」機能の成功についても発表した。Maydayとは、「Kindle Fire HDX」の所有者をビデオチャットで瞬時に顧客サービス担当者につなぐ機能である。クリスマス当日のMaydayの平均応答時間は9秒で、目標だった15秒を上回ったと同社は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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