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マイクロソフトが考えるInternet of Things:前編--量が質を凌駕 - (page 2)

エースラッシュ 別井貴志 (編集部)2014年01月10日 13時59分
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すでに動き出している「新しい世界」

別井: 将来的に「Internet of Things」がもっと広がると、やはり働き方やライフスタイルも大きく変わると思いますが。

日本マイクロソフトの執行役 デベロッパー&プラットフォーム統括本部長である伊藤かつら氏日本マイクロソフトの執行役 デベロッパー&プラットフォーム統括本部長である伊藤かつら氏

伊藤: 当然変わりますね。3年前のイメージだとスマートフォンは一部のIT系で働く方しか持っていなかったし、Facebookも限られたユーザーのものでした。ところが今は多くの人が普通に使っていて、日常生活で当たり前のものになっています。同じように進化はしていくはずです。

別井: デジタルカメラなどがインターネットに接続するのはいまや当たり前で、そのほかにもいろいろなモノがどんどんネットワークにつながってますね。

伊藤: みなさんが考えているより、もうかなりインターネットに接続していますよ。スマートメーターとかがわかりやすいですが、インターネット対応テレビだってそうです。あれはテレビでインターネットを見ているだけではなくて、インターネット側への情報送信も行っています。そういう双方向のやりとりは指数計数的に広がっているのが現状でしょう。ITというと以前はビルの中のものでしたが、スマートフォンでの利用もオンラインゲームで戦うのも全てがITです。そのコンバージェンスが起きてくると考えています。どこからでも接続できて、どこでも仕事ができる。そうならないと世界の競争に勝てないですよ。働き方が変わるのとともに、個の力が重視される時代になるはずです。勤め先を決めるのも、大手企業だから安心、というような考え方ではなく、何年か働いたら自分の個の力を強めてくれるかどうか、というようなところになるでしょうね。

別井: 出社するのが当たり前、という日本企業の実状から考えると大きな変化ですね。働き方以外に大きく変わるのはどんなことでしょう。

日本マイクロソフト デベロッパー&プラットフォーム統括本部 クラウドテクノロジー推進部 業務執行役員である平野和順氏日本マイクロソフト デベロッパー&プラットフォーム統括本部 クラウドテクノロジー推進部 業務執行役員である平野和順氏

平野: 量が質を凌駕する時代が来ます。今はPCやスマートフォン、ゲーム機などの端末が50億くらいあります。スマートフォンだけでも今後近いうちに500億くらいまでは伸びるだろうと考えられますが、この頃にはネットワーク接続するセンサー的なものを数えると10兆個くらいになると予測されています。これらから大量に送付されるデータを分析することで、今まで見えなかったものが見えるようになりますよ。

別井: 大量のデータを分析して、というと身近なものではどんなものが?

平野: たとえば気象予報ですね。今は限られたサンプリングデータをコンピュータで解析して予報しているわけです。バーチャル空間のみで検証してきたわけですが、これからはリアル空間のデータも当てはめて検証できるようになるでしょう。BIも同じですね。視聴率なども、テレビが双方向で通信することで誰が見ているのかまでわかるようになります。変わり始めているものとしては、農業とクラウドという組み合わせですね。

伊藤: 最近農業を志す方はイノベーティブな人が多くて、気象を予想して水や肥料をまいて、そのデータを解析して、と自動化にITを使っています。あとヘルスケアなども間違いなくITで変わるところですよね。大量のデータが活きてくるところには本当に効いてくると思います。

マイクロソフトが考えるInternet of Things:後編--人とつながるITの時代」に続く

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