[ブックレビュー]よく使う言葉にこそ隠されている障害--「思考停止ワード44」

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アスキー・メディアワークス
詳細:新書 / 248ページ / アスキー・メディアワークス / 価格:780円 / 著者:博報堂ブランドデザイン / 発売日:2013/12/10 / 外形寸法 (H×W×D):17.5cm×11.0cm×1.1cm / 重量:0.2 kg
内容:ビジネスでよく使われている言葉から、ビジネス改善への手立てを探す。「成功例」「成長」「ニーズ」など、ビジネスパーソンであれば誰もが口にし、耳にするこれらのワードは、なんとなく使ってしまいがちだ。しかし、話し手と聞き手がきちんと内容を共有できているだろうか。
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 ビジネスパーソンで「一般的」「差別化」「グローバル」「フレームワーク」などの言葉を聞いたことがない人はいないはずだ。これらの言葉をよく使う人もいるかもしれない。こういった言葉は、物事を簡単に言い表せる気がするが、実は定義があいまいなため、同じ言葉でも話し手と聞き手のイメージする内容が異なる場合がある。意味が分かるようで分からない、なんとなく使ってしまいがちな言葉は、それ以上思考することを阻む障害となっているかもしれないので、要注意だ。

 本書を手に取ったら、まずは目次を見て欲しい。「漢字」「カタカナ・英字」「ひらがな」の3つに分類された系列ごとに、よく聞くあるいはよく目にする語句がずらりと並んでいる。各語句のページでは、対象語句を使うことの問題点が指摘されている。なぜ、その言葉を安易に使ってしまうことがよくないのか、事例を交えながら解説は、非常に分かりやすい。さらに、「ではどうすればいいのか」という改善案も示されているので具体的な行動に移しやすい。

 つい使ってしまいがちな「思考停止ワード」。なんだか人を煙に巻くような言葉は、いったん封印して、具体的で人に伝わりやすい表現を心がけるようにしたい。

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