サムスン「GALAXY ROUND」の第一印象(後編)--曲面ディスプレイの利点や使用感など - (page 3)

Jessica Dolcourt (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2013年12月18日 07時30分

 スピーカーフォンは最大音量より少し下にすれば問題ないが、最大まで上げると騒がしい音質になる。音声品質は許容できる範囲だが、少しこもって聞こえる。相手側では、音量は下がったが、通話の明瞭さは変わらなかった。

曲面ディスプレイは未来のフォームファクタか?

 GALAXY ROUNDのことを初めて聞いたとき、筆者が懐疑心を抱いたことは認めなければならない。しかし、曲面スクリーンの使用感が快適だったので、すぐに考えを改めた。その形状は必ずしも生活を一変させたり、業界に破壊的な影響をもたらしたりするものではないが、湾曲したAMOLEDディスプレイの実用化をそもそも可能にしたスクリーンテクノロジの進化によって、さまざまなタッチスクリーン搭載電子機器で、興味深く、もしかすると便利な応用例がたくさん登場する可能性が出てきた。

 さらに、緩やかな斜面を持ち、人間工学的な細部に配慮したGALAXY ROUNDは、手に持ったときの快適さと、集中を妨げるまぶしさも軽減するデザインによって、元々一流だったハードウェアをさらなる高みに押し上げている。曲面は、ユーザーが文字入力やタッチ操作に適応する方法を変えてしまう可能性があるほか、いくつかの「ロール」効果も余計だが、全体としてみると、スクリーンの窪みはわずかなので、何かの妨げになるというよりも、役に立つことの方が多い。

 いつものように、ディスプレイを曲げる「正しい」方法について、論争が起こっている。ROUNDが垂直軸に沿って曲げる方法(雑誌を丸めるのと同じアプローチ)を採用したのに対し、競合LGの「G Flex」は真ん中の水平軸に沿って湾曲しており、本体の上端と下端が向き合っている。この2機種をテストして、快適さや使いやすさを比較したら、きっと面白いことになるだろう。

 ROUNDは世界の多くの人にとって真剣に検討すべき選択肢ではないのかもしれないが、ハイエンドのスペックを採用しているので、ハードウェアの基本性能という点ではG Flexより優れている。筆者にとって、ハードウェア性能はほかのことより重要だ。とはいえ、実際に曲げることのできるG Flexのフォームファクタ(上から押さえつけて平らにしても、元の形状に戻る)の方が、より革新的なように思える。いずれにせよ、ROUNDとG Flexは、今後登場するであろう多くの曲面ディスプレイ搭載携帯端末の先駆けに過ぎない。

 現在のところ、GALAXY ROUNDが韓国の通信キャリアでしか販売されていないのは残念なことだ。人間工学に配慮したこのハイエンドスマートフォンは、実用的で現実的な利点を提供し、曲面ディスプレイの有用性を雄弁に物語るものだからだ。

 ROUND(上)とNote 3の比較
ROUND(上)とNote 3の比較
提供:Andrew Hoyle/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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