(編集部注:米CNETによるサムスン製「GALAXY ROUND」のレビューを前編と後編の2回に分けて翻訳して公開します。前編は12月12日に公開されています)
「Android 4.3」(開発コード名Jelly Bean)の「GALAXY ROUND」バージョンには、Googleがプレインストールした「YouTube」「Maps」「Navigation」「Search」などのサービスから、「S Health」「S Voice」「Dropbox」「Trip Advisor」といったサムスンやパートナーのアプリまで、膨大な数のアプリとソフトウェア機能が搭載されている。
どのホーム画面でも下から上にスワイプ(あるいはホームボタンをトリプルクリック)すると、Flipboardが提供するニュースリーダー「My Magazine」にアクセスできる。下へのスワイプ(あるいは2本指でのスワイプ)によって、読書モードやマルチウィンドウといったアクティビティの切り替え設定、近距離無線通信(NFC)やWi-Fi、GPS、Bluetoothなどのシステム設定にアクセスすることもできる。
モーションコントロールは、本体を傾ける動き、スワイプ操作、エアジェスチャー、目の動き、タッチ操作を認識する。
GALAXY ROUNDは、「GALAXY Note 3」や「GALAXY S4」と同じ13メガピクセルの多機能カメラを搭載。つまり、前面カメラと背面カメラの両方を使用するモード、バーストモード、さまざまなフィルタ、手ぶれ補正アルゴリズム、ホワイトバランスプリセットを利用できる。音声操作のほか、補助グリッドを表示させることも可能だ。
カメラは連続オートフォーカスとタッチフォーカスを使用するが、スクリーンをタップしたときに写真を撮影する設定を有効にすることもできる。
良好な照明条件で撮影された写真の画質は高い。言い換えると、高画質な写真の撮影には十分な光が必要ということだ。自然光で撮影すると、色が極めて正確に再現され、画像の輪郭がはっきりする。人工光の場合は、輪郭が少しぼやけ、色の精度が落ちる。
明るくない場所での写真撮影は全般的にサムスンの弱点だ。同社は、そうした写真の画質向上に効果があるとされる自動ナイトモードの搭載によって、その弱点を補っている。筆者が経験した限りでは、仕上がった写真はたいていソフトな感じがし、処理に非常に長い時間がかかる。薄暗い環境で最も高画質な写真を撮影できたのは、単純にフラッシュを使ったときだった。これが皆に受け入れられる解決策でないことは理解している。なぜなら、フラッシュを使うと、背景が真っ暗になったり、異常に明るい光が写り込んだり、友達全員の目がくらんだりすることがあるからだ。
サムスンの写真「補助」機能には、ほかにも「Beauty Face」がある。これは、前面カメラで撮影したときに自動的に適用されるエアブラシフィルタだ。自分を至近距離から撮影しても常に満足のいく写真を撮れるわけではない、ということをサムスンは理解しているが、筆者個人としては、このモードで撮影した写真は気持ち悪いほど人工的な感じがした。写真の中の筆者は実際より何歳も若く見え、肌は灰色がかったマネキンのような色になっていた。
サンプル写真を何枚か掲載するので、皆さんの目で確認してほしい。特に記載のない写真については、ROUNDの自動モードを使って撮影したものだ。クリックするとフル解像度の画像を見ることができる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」