Googleが「Street View」の車上にユーザーを乗せるような新機能を公開した。
とはいっても、文字通りにGoogleがカメラ搭載車1台の鍵をユーザーに渡すわけではない。同社が提供するのは、パーソナライズしたStreet View体験をユーザーが自分で撮影した写真を使って作成し、それをほかのユーザーと共有できる機能だ。Googleはこの新機能を発表した米国時間12月9日のブログ投稿の中で、このツールを使えば、特別なハイキングコースを共有したり、地元のショップのバーチャルツアーを作成したりできることを示している。
Googleが2013年夏に開設した「Views」コミュニティーの一環であるこの新機能は、「Android」スマートフォンやデジタル一眼レフカメラで撮影された複数の360度パノラマの「Photo Sphere」をつなぎ合わせて、カスタムバーチャルツアーを作成する。結合されたPhoto Sphereが公開されたら、ユーザーはStreet Viewを使うときのように、「Google Maps」でそれらのPhoto Sphereの間を移動できる。
Google MapsおよびPhoto Sphere担当プロダクトマネージャーであるEvan Rapoport氏はブログ投稿の中で、「さまざまな種類のStreet View体験を誰もが投稿でき、われわれはそれを見ることを楽しみにしている。この機能は、特定の場所の多様性、例えばさまざまな時間帯や気象条件、文化行事を写真家が紹介できる新たなツールを提供する。現行のStreet Viewでは不可能な方法だ」と述べた。
Rapoport氏は新機能を使って、最近の英国への旅行中に撮影したPhoto Sphereを公開している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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