前面にLCDディスプレイを、背面にE Inkディスプレイを搭載した風変わりな「Android」モバイル端末「YotaPhone」が、12月中に欧州で発売されることになった。E Inkディスプレイは主に電子書籍リーダーに採用されており、通常のLCDディスプレイと比べて目に優しく、消費電力が少ないことが特徴だ。
YotaPhoneは、12月中にドイツ、オーストリア、フランス、スペインで発売される。価格は499ユーロだ。また、英国では2014年1月に、中東では2014年初頭に発売される予定だという。
Yota Devicesは、ロシアのモスクワで開催しているカンファレンスでこの発表を行った。
質疑応答の際にYota Devicesが述べたところでは、E Inkディスプレイを使った場合、YotaPhoneでは50時間の閲覧が可能だという。ただし、LCDディスプレイを使用した場合には、バッテリ寿命は他のスマートフォンとほぼ同じだという。また、LTE対応ではない安価なモデルを発売する予定はないようだ。
YotaPhoneは1.7GHzのデュアルコアプロセッサを搭載するほか、背面には13メガピクセルのカメラを備えている。
技術系ブログPocket-lintが英国時間12月4日に掲載したインタビュー記事の中で、Yota Devicesの最高経営責任者(CEO)Vlad Martynov氏は、2014年後半にも第2世代のYotaPhoneを発売する計画だと語っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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