logo

Retty、既存株主や伊藤忠、みずほから3.3億円を調達--来春にも店舗向けの有料サービスを開始

岩本有平 (編集部)2013年12月02日 11時00分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 実名制のグルメサービス「Retty」を手がけるRettyは12月2日、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、みずほキャピタル、既存投資家であるサイバーエージェント・ベンチャーズ、三菱UFJキャピタル、グリーベンチャーズから総額3億3000万円の資金調達を実施したことをあきらかにした。

 10月にユニークユーザー100万人突破を発表したRettyだが、ユニークユーザー数はその後も急拡大。11月には130万人となり、「2014年に1000万人を目指せる状態になってきた」(Retty代表取締役の武田和也氏)。さらなるユーザー拡大に向けて、今回の資金調達をもとに、開発、マーケティング、ビジネス向けの人材を進める。

 成長の理由について武田氏は、「スマートフォンのウェブに注力したこと」と語る。Rettyはスマートフォンアプリも提供しているが、トラフィックの大多数はスマートフォンのブラウザから、検索エンジンを経由してやってくるものだという。少し前に、写真をサービスの中心にしたグルメサービスが各社から提供されたが、これらは写真を共有するためにアプリ中心のサービスにならざるを得ない。その点、Rettyはウェブでもサービスを展開できたことが今につながったという。

 これまではユーザー数や口コミの拡大に注力してきたRettyだが、2014年春をめどに店舗向けの有料機能を提供。収益化に取り組んでいく。料金については未定だが、既存のグルメ−サービスの集客支援機能よりは安価に展開することを想定する。

 武田氏は「集客支援が基本になる。マーケットは明確だ。あくまで1つの例だが、我々は(Facebookの『いいね!』と同じように、Retty上で興味を持った店舗に対して押すボタンである)『行きたい』のデータを持っている。この情報をもとに店舗のオーナーがユーザーにオファーを送るといったこともできる。これまでのグルメサービスは、新規顧客獲得に向けて誰にでもリーチしていたが、明確な思いのあるユーザーにだけオファーできるというのも重要」と強みを説明。大手グルメサイトの「食べログ」などが展開するユーザー課金については「いずれやりたいが、まずはユーザー1000万人を目指す」(武田氏)とした。

-PR-企画特集