産業革新機構(INCJ)は11月22日、グローバル・ブレインが新たに組成、運営するグローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合に対し、100億円を上限とする戦略的LP投資を行うと発表した。
グローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合は、IT関連ベンチャーの創出と育成を支援するハンズオン型ベンチャーキャピタルファンド。
投資対象は、ソーシャル、広告テクノロジー、セキュリティ、クラウドに関連するITベンチャーのほか、「リアル市場のネット化」を対象とするベンチャー企業などを想定しているという。
産業界に強いネットワークを持つINCJと、ハンズオン+CVCでの実績を持つグローバル・ブレインの協業により、世界中のあらゆるステージのベンチャー企業をもれなく調査し、日本の産業界のニーズを反映したうえで、創業段階から相当額の投資を実行するとしている。
INCJは、今回の戦略的LP投資を通じ、ベンチャーと大企業との連携を促進することに加え、リードインベスターとしての役割を発揮して充分なリスクマネー供給と企業育成を担うことのできるベンチャーキャピタルのより一層の創出を目指す。
なお、グローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合は、INCJ以外の事業会社などからもLP出資を受け入れる予定。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」