Amazonは、米国郵便公社(USPS)と連携し、米国の2大都市において顧客への商品の日曜配送を開始する予定だ。
Amazonは米国時間11月10日夜、ニューヨークとロサンゼルスの都市部において、一部商品の日曜配送サービスを提供開始すると発表した。Amazonは、2014年には同サービスを、ダラス、ヒューストン、ニューオーリンズ、フェニックスに拡大する予定である。
「『Amazon Prime』会員ならば、子供のバックパックを金曜日に注文し、日曜の夜に中身を詰め込むことができる」とAmazonのワールドワイドオペレーションおよび顧客サービス担当バイスプレジデントを務めるDave Clark氏は声明で述べた。
日曜配送は、同サイトで販売されているすべての商品に対して提供されるわけではない。対象商品には、チェックアウト時の配送オプションの選択肢として日曜日が表示される。日曜配送サービスは、2日後配送を選択したPrime会員に対して無料で提供される。年会費79ドルのPrimeサービスに加入していない顧客も日曜配送サービスを受けられるが、営業日配送の標準配送料を支払う必要がある。
Amazonは土曜夜または日曜朝にUSPSの各拠点まで荷物を配送し、USPSが顧客に荷物を配達する予定だとThe Wall Street Journal(WSJ)は報じている。同紙によると、USPSでは1年以上前から、日曜日に勤務してもよいと考える「柔軟性の高い」人員を確保していたという。
Amazonは、日曜配送に関してUSPSに支払う金額について明らかにしていない。USPSは通常、日曜日に郵便や小包の配送を行っていない。Amazonは、USPSとの間の詳細な契約内容を明らかにすることを控えた。
日曜配送サービスは、USPSにとっても刺激策になる可能性がある。USPSは2013年、60億ドルの損失を計上する見込みであり、少し前にはコスト削減対策として土曜配送サービスの廃止を検討していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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