13インチ「Retina」搭載「MacBook Pro」レビュー(後編)--2013年版の改良点と「MacBook Air」との違い - (page 2)

Scott Stein (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2013年11月11日 07時30分

結論:待ち望んでいた13インチMacBookにかなり近い

 筆者は2008年版の13インチMacBookを持っている。今までずっとそれをアップグレードしてこなかったのは、正直に言えば、Appleの製品の中にアップグレードしたくなるような13インチノートブックがなかったからだ。筆者は2008年当時の13インチモデルのような、コンパクトでフルパワーのノートブックがほしかった。

 2013年、筆者には魅力的なアップグレードの選択肢が2つあった。MacBook Airの13インチモデルと、Retina Display搭載MacBook Proの13インチモデルだ。どちらの製品も2012年に存在していたが、2013年版は価格が手ごろになって性能も向上しており、バッテリ持続時間が長くなっている。

 理想を言えば、筆者がほしいのはRetina Displayを搭載したMacBook Airだ。それがない以上は、Retina Display搭載MacBook Proに気持ちが傾く。それは筆者が次に買うコンピュータとして真剣に考えるようなノートブックだ。しかし少しためらいがある。やはりフラッシュストレージのオプションはもっと手ごろな価格の方が良いし、グラフィックスがもっとしっかりしていると良い。

 しかし少なくとも、Retina Display搭載のMacBook Airが現実になるまでは、13インチRetina Display搭載MacBook Proは、Appleの超高解像度ウルトラモバイルコンピュータとしては唯一の選択肢だ。現時点では、少なくともそれは2012年モデルの最低価格である1699ドルよりもはるかに安い1299ドルである。この価格は、MacBook Airの13インチモデルの最低価格から200ドル高いだけだ。さらに同価格帯のサムスンの「ATIV Book 9 Plus」と比べた場合、性能の高さを評価するならば、Retina Display搭載MacBook Proが優位だと言える。

 13インチRetina Display搭載MacBook Proは、まだ妥協しなければならないところがあるとはいえ、Apple製品の中では理想のパワーノートブックに最も近いとも言える。さらにたとえ価格がMacBook Airより少し高いとしても、向上した性能とディスプレイのおかげで、今後数年間はこちらの方が時代遅れにならないという感じがする。RAMとストレージの追加のために少しの予算を取っておくのを忘れないようにしよう。筆者にはそれが間違いなく必要だ。

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