Twitter、IPO価格を1株当たり26ドルに設定

Daniel Terdiman (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年11月07日 10時45分

UPDATE Twitterと同社新規株式公開(IPO)の引受金融機関は米国時間11月6日午後、IPO価格を1株当たり26ドルに設定し、7日のニューヨーク証券取引所への「TWTR」株式上場に向けてすべての準備が整った。これは、Facebookが2012年5月に株式を上場して以来、最も期待され注目を集めているIPOだ。

 そして、Twitterの幹部陣は、FacebookのIPOとの比較がそこで終わることを期待している。FacebookのIPOはシステム障害と注文の殺到に見舞われた。

 Twitterは6日午後にこのニュースをツイートした。同社は7000万株を公開する予定だ。この株数は、同社の価値を142億ドルと評価していることになる。このIPOでの調達額は18億2000万ドルに上る。上場後、需要があれば、Twitterはさらに1050万株を売ることができる。

 Twitterは4日、株価レンジを23~25ドルに設定する予定だと述べた。その株価は、大きな話題を呼びそうなIPOにしては控えめだと考えられた。その後、Twitter幹部陣とIPO引受金融機関はプロの資産運用者の関心を引くために、いわゆる「ロードショー」(投資家向け企業説明)を行った。需要が大きかったので、同社は株価の範囲を1ドル引き上げた。

 Twitterは4日の米証券取引委員会(SEC)提出文書の中で、IPOで調達した資金の使途をありきたりな言葉で説明した。同社によると、調達資金は「資本と財政的柔軟性の強化、Twitterの普通株を取引できる公開市場の創造、当社および当社株主による公開株式市場へのアクセスの実現」に利用されるという。「当社はIPOで得た純利益を運転資本や営業経費、設備投資といったさまざまな事業経費に充てるつもりだ」(Twitter)

 Twitterは、FacebookがIPOで犯した過ちをしきりに避けようしている。一例を挙げると、Facebookは直前になって公開株数を増やしたが、株式価値を希薄化してしまった。同社の株価は上場後すぐに急落し、IPO時の株価を回復するまでに1年以上かかった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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