Facebookは米国時間10月30日、若年層のユーザーが同社のソーシャルネットワークへの興味を失いつつあるという事実をついに認めた。なお同社はこれまで、そんなことはないと繰り返し主張していた。
Facebookの最高財務責任者(CFO)David Ebersman氏は同社の第3四半期決算に関するアナリストらとの電話会議のなかで、10代のユーザーに対するFacebookの訴求力という問題について、同社として過去になかったほど率直に語った。
「米国における若者のエンゲージメントに関するわれわれの分析によると、第2四半期から第3四半期における米国の10代の若者のFacebook利用は、全体的に見ると安定していたものの、デイリーユーザー数は、特に10代前半で減少した」(Ebersman氏)
Ebersman氏によると、ユーザーが生年月日を偽る場合もあるため、Facebookは10代の若者のアクティビティを正確に把握する術を持っていないが、彼らの利用状況を把握するための内部指標を作成しているという。
今回の発言は、Facebookの最高経営責任者(CEO)Mark Zuckerberg氏やその他の幹部たちによるこれまでの発言には相反するものの、10代の若者はFacebookに飽きてきているという事例証拠に沿うものとなっている。
ただ良いニュースもあり、Facebookは第3四半期、全体的なエンゲージメント率(月間アクティブユーザー数に占める1日当たりのアクティブユーザー数の割合)が61%を超えるという素晴らしい実績を達成し、好調な業績を収めた。同社の第3四半期の売上高は20億2000万ドルであり、広告収入のうち49%がモバイル製品からのものだったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス