クラウド大手のAmazonは米国時間10月24日、取引終了後に第3四半期決算を発表した。同四半期には、人気の高いタブレットブランド「Kindle Fire」への新主力製品投入などがあった。
Amazonは、4100万ドル(1株あたり9セント)の純損失を計上した。Amazonは今回も、不調な結果の原因を、不安定なクーポン共同購入サイトLivingSocialに関連する同社資産によるものとした。
売上高は170億9000万ドルで、非GAAPベースの損失は1株あたり9セントだった。
ウォール街の予測は、売上高167億6000万ドル、1株あたり損失9セントだった。
同社最高経営責任者(CEO)を務めるJeff Bezos氏は、用意していた声明で同四半期を次のように振り返った。
多忙な数カ月間だった。新しい「Paperwhite」とKindle Fireを発表して好意的な評価を受け、画期的な「Mayday」ボタンによって人々に驚きを与えた。Maydayの平均応答時間はわずか11秒である!
それだけではない。この90日間で、われわれのAWSチームは大規模な政府契約に対する取り組みを再開し、当社は800万平方フィート(約74万平方メートル)のフルフィルメントセンター(FC)施設をオンライン接続し、3つのFCに1382台の「Kiva」ロボットを導入し、アーティストが顧客と触れ合うための新しい会場を提供し、数百万人もの新規「Prime」会員の登録を受け付け、「Kindle MatchBook」「Login and Pay」、そして新しいオリジナルのテレビパイロット番組9作を発表し、団体Code.orgに加盟し、子供たちの算数学習を支援する企業TenMarksを買収し、飛行機内で離着陸中でもKindleを使用したい顧客の要求を満たし(これについては、Nick Bilton氏に感謝の意を示したい)、ホリデーシーズンの顧客対応に向けて米国FCにおける7万人の従業員の雇用とトレーニングを開始し、Kindle Million ClubはKDP著者が14人にまで成長した。
ホリデーシーズンを目前に控え、ウォール街は、Amazonが第4四半期に業績を回復させることを期待している。アナリストらは、Amazonが売上高258億9000万ドル、1株あたり利益約72セントを達成することを望んでいる。
Amazonはこれに対し、売上高予測を235~265億ドルとした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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