中国語、アラビア語、ロシア語のトップドメインを追加--ICANN発表

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年10月24日 12時05分

 「.biz」「.co」「.mobi」などの文字がインターネットアドレスの最後にあるのを見て、ちょっとした違和感を覚えた人もいるだろう。だが、これらはほんの始まりにすぎない。

 それというのも、インターネットを管理する主要組織Internet Corporation for Assigned Names and Numbers(ICANN)が米国時間10月23日、一般トップレベルドメイン(gTLD)と呼ばれるネットアドレスサフィックスについて、新たに導入が計画されている1400種類の手始めとして、まずは4つをインターネットの枠組みに組み込むと発表したからだ。これらのgTLDは、ラテン文字(英字)以外の文字セットを組み込める新しい機能を利用したもので、ゲームを意味する中国語が1つ、ウェブを意味するアラビア語が1つ、さらにオンラインとサイトを意味するロシア語が2つの計4種類となっている。

 「新しいgTLDプログラムによって競争と革新を促すことに加え、ICANNの大きな目的の1つは、言語や地域にかかわらず、全世界を包含するインターネットを作り出していくことだ。そのため、国際化ドメイン名(IDN)とその委任の処理を優先することにした」と、ICANNはブログの投稿で述べている。

 この数年間にわたる取り組みは、ICANNの監督のもとで行われたものだ。ただし、商標権の保有者らは、商標の保護を監視する必要がある新しい環境が爆発的に増えることを懸念し、この取り組みに不満を訴えていた。

 ICANNの23日の発表によると、4つの新しいドメインは、インターネットアドレスのマスターリストを保持しているルートサーバーにすでに追加されているが、実際に利用できる状態にはなっていないという。この変更が反映されるまでには少なくとも30日間の「サンライズ期間」が設けられ、この間に商標権の保有者らが、自分たちの商標を使ったアドレスを登録できるようになっている。

 例えばGeneral Motors(GM)であれば、「chevrolet.com」だけでなく、「chevrolet.car」「chevrolet.nyc」「chevrolet.eco」などのドメイン登録を希望する可能性がある。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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