Microsoftが「Google Glass」に似たメガネ型デバイスを提供する計画だといううわさは1年以上前からあった。
しかし少なくともThe Wall Street Journalの新たな報道によると、Microsoftのその計画は、部品を発注する段階にまでこぎ着けているようだ。
数人の情報筋から筆者が聞いたところによると、Microsoftにおいてウェアラブル製品分野への進出を率いるのはAlex Kipman氏だという。Kipman氏は同社の「Kinect」センサの実現に貢献した主要なビジョナリストの1人だとされており、ここ数年は「Xbox」担当のインキュベーションディレクターを務めている(それ以前には、「MSBuild」や「Windows Vista Ultimate」に携わっていた)。
筆者の情報筋らによると、Kipman氏は現在、MicrosoftのOS部門を統括するTerry Myerson氏直属の「新型デバイス」チームの責任者となっているという。
筆者はMicrosoftに対して、Kipman氏と同氏のチームがMicrosoftのメガネ型デバイスを開発しているのかと質問したものの、同社の広報担当者はコメントを控えた。なお筆者が得た情報によると、このデバイスはXboxの単なる周辺機器というレベルにとどまらないものへと進化しているという。
The Wall Street Journalの同報道にあるように、この手のプロジェクトは実験的なものであり、大量生産にまでは至らない可能性もある。実際、日の目を見ないままとなるプロジェクトはある(Microsoftの「Courier」など)。また、この新プロジェクトは「Bing」とつながっている可能性もある。というのも、Bingプロジェクトには、「Windows」タブレット向けの拡張現実(AR)アプリケーションを開発しているとされるARチームが存在しているためだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス