筆者がiPadに期待することの多くはすでに述べたが、ここではAppleに追加で対応してほしいものをさらにいくつか挙げる。はっきりさせておきたいのだが、指紋スキャナの搭載は筆者にとって特に嬉しい機能というわけでもない。
iPhone 5sのA7は強力なプロセッサだが、歴史が繰り返すとすれば、iPad 5に搭載されると予想されるA7Xと比較すると見劣りすることになるだろう。より大型で高解像度のディスプレイを搭載すると、iPad 5ではGPUの描画ピクセル数が増えることになり、負荷が増大するとともに帯域幅の拡大が必要になる。
そのため、A7XでGPUコアがいくつか追加されても驚くには当たらない。
筆者が大いに当惑するのは、人々が今でもiPadをスマートフォンとまったく同じように使って写真を撮っていることだ。こうした状況は今後も続くだろうから、AppleはiPadのカメラに力を注いで、奇妙な格好で写真を撮るようになったこれらのユーザーたちが喜ぶようなものを提供した方がよさそうだ。
願わくは、スローモーション動画撮影機能、低露光時の感度向上、フラッシュの白い光を調節する「True Tone」動作など、iPhone 5sでアップグレードされたカメラ機能の大部分をiPad 5にも搭載してほしい。
iPadの薄型軽量化に対する要求が拡大するにつれて、より大型で長持ちするバッテリを筺体に組み込むことも難しくなっている。AppleはiPhone 5sで、バッテリ持続時間をiPhone 5よりわずかに改良しただけだった。そのため筆者は、iPad 5でのバッテリ持続時間の改善にはあまり期待していない。
だが、充電速度の重要性は見落とさないでおこう。現時点で、iPad 4を0%からフル充電するには数時間かかる。今回は、これが大幅に短縮されることを願う。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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