カップル向けSNS「Between」を手掛けるVCNCは、カップル向けのカメラアプリ「恋人カメラ」を提供している。10月15日にアプリをアップデートし、10月末までキャンペーンを展開している。
Betweenは、韓国発のカップル向けSNS。アプリをダウンロードした恋人間でメッセージやスタンプ、写真などのやりとりをしたり、記念日のリマインダー機能やカップル向けにさまざまな商品を提案する「Event Box」といった機能を備える。現在410万ダウンロード。1日に2200万通のメッセージが投稿され、アップロードされる写真は25万枚に上る。韓国では、20~30代のスマートフォンを持つユーザー層が約500万人ほどとも言われているが、うち200万人が利用しているという。
有志による翻訳などもあって、現在18カ国語でサービスを展開している。「韓国ではカカオトークが全盛。またTwitterやFacebookなども利用されているが、Betweenは大切な人とのホットラインとして利用されている。告白するときに『Betweenを使おう』と話す人もいる」(VCVN Japan代表の梶谷恵翼氏)。
日本は、韓国に次いで2番目にアクティブユーザーが多い市場。その一方で、日本独自のシャイな国民性が見えているという。
そんなシャイな日本のカップル向けにVCVNが提供するのが「恋人カメラ」だ。恋人カメラは、アプリを立ち上げると出される“お題”に合わせて写真をとることで、カップルでさまざまな写真を撮影できるというもの。
お題は現役の女子高生や女子大生にヒアリングした、「彼と撮りたいツーショットのシチュエーション」をもとに、「彼女の手の甲に王子様キッス」など50種類以上を用意。撮った写真はLINEで共有したり、アプリ内の「ヒミツのアルバム」に保存したりできる。将来的には写真の共有機能などでBetweenとの連携も検討する。
アプリを開発したのは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の未踏プロジェクトに採択されたこともあるアプリクリエーターの堀内公平氏。同氏は以前、カップル向けのコミュニケーションアプリ「恋人クイズ」を個人で開発し、50万ダウンロードの実績を持っている。
「恋人クイズは『目の前の人といかに仲良くなれるか』をテーマにしていた。そのあと同じテーマで写真について考えたが、交際相手1人が写っている写真は多くあってもカップル2人で写っているモノは少ない。そこに違和感を感じていた」――そんな思いから、恋人カメラのプロトタイプを作成。梶谷氏にそれを見せてテーマを話したところ両者は意気投合。VCVNからアプリを提供するに至った。
VCVNでは、10月末まで恋人カメラを使ったキャンペーンを実施している。お題に合わせた写真を投稿することで、優秀作品5組に1万円が当たるという。
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