サムライインキュベートは2月14日、クラウドファンディングの仕組みを利用した新サービス「Bouque.me」の提供を開始した。
Bouque.meは、クラウドファンディングの仕組みを利用して、結婚の決まったカップルにご祝儀を贈ることで、挙式の支援をするサービス。カップルがサービスを申し込むと、Bouque.meの担当者が状況をヒアリングし、結婚することを確認した上で案件をサイトに掲載する。一般的なクラウドファンディング同様に、ご祝儀は複数金額のギフト(ご祝儀)を用意し、それぞれのリターンを設定できる。
カップルは、最終的な目標金額と、最低決済金額の2つの金額を設定できる。最低決済金額を超えるご祝儀が集まった場合、手数料を差し引いたご祝儀がカップルの口座に振り込まれる。
案件はサイト上で一般公開する形式と、一般公開はせず、ユーザーを限定して公開する形式の2つから選択できる。一般公開するかしないかで、手数料が変更する仕組みとなっており、公開した場合は集まったご祝儀の15%、公開しない場合は20%の手数料が差し引かれる。最低決済金額に達しない場合、ご祝儀はカップルに支払われない。
サムライインキュベートと言えば、スタートアップへの投資や支援を手掛けるインキュベーターだ。新たな分野での事業を手掛けるサムライインキュベートの鶴岡マリア氏は「年間の婚姻件数が70万件なのに対してホテルや式場での挙式は5万5000件という数字もある。経済的事情での『ナシ婚(結婚式をしない婚姻)』は少なくない」と語り、ナシ婚が事前にご祝儀を確保することで、結婚式開催のハードルを下げたいと説明する。
サービス開始から1年間で成立カップル100組を目指す。また今後は、結婚式場などとの提携も視野に入れるとしている。
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