Foursquareは「iPhone」向けアプリの新バージョンをリリースし、現在いる場所またはその近くで、自ら調べなくても食やイベント、アクティビティに関するお勧め情報が配信される機能を追加した。
位置情報を中心に手がけるソーシャルネットワークのFoursquareは米国時間10月9日、「iOS」版アプリのバージョン6.4を発表し、一部ユーザー向けに承諾なしで配信される情報に受動型ロケーション機能を追加した。新バージョンでは、デザインもわずかに変更されている。
Foursquareが「リアルタイムリコメンデーション」と呼ぶこの機能はスマートフォン上でバックグラウンドで動作し、端末の移動を認識して正確な現在地を推測する。アプリは、ユーザーに役立ちそうなエリア情報が得られたと判断すると、プッシュ通知を送信する。
この機能は基本的に、Foursquareの情報をユーザーに能動的に送り届けるインターフェースとして設計されている。そのためユーザーは携帯電話をポケットに入れたまま普通に過ごしていても、公開から4年目になるこのアプリの4000万人にのぼる会員や45億件ものチェックインから収集される知見を活用できる。
位置情報を活用するこの付加機能は8月末に「Android」版で初めてリリースされた。今回、1000人のiPhoneユーザー向けに限定提供される。Foursquareは、この自動配信機能について、残りのiPhoneユーザーにも徐々に公開していくとしている。プッシュ通知による提案機能は、すでにほぼすべてのAndroid版Foursquareユーザーに提供されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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