FortuneのシニアエディターDan Primack氏が、人間の寿命を延ばす技術に投資するベンチャー企業Calicoについて、新たな詳細情報をレポートしている。
Calicoは、Google VenturesのマネージングパートナーであるBill Maris氏が共同創設者に名を連ねる企業だ。Primack氏の報告によれば、同社は裕福なハイテク企業の幹部やベンチャーキャピタリストから出資の約束を取り付けていたが、Googleの共同創設者であるSergey Brin氏とLarry Page氏は、Calicoへの投資について、全額をGoogleのバランスシートから行うことを決断したという。この記事ではGoogle傘下の新興企業である同社について、最新情報をお伝えする。
Maris氏は、主に裕福なハイテク企業の幹部やベンチャーキャピタリストから資金の調達を開始していた。同氏の出資依頼先の1人が、Googleの共同創設者で特別プロジェクトのディレクターでもあるBrin氏で、Brin氏は出資に関心を示していた。だが、Brin氏、Maris氏、およびGoogleの最高経営責任者(CEO)であるPage氏の間で話し合いが進む中で、同プロジェクトへの出資すべてをGoogleのバランスシートから行うのが最善策だとの合意が形成されたという(この方針は後に、取締役会に承認されることになる)。
Googleの正確な出資予定額についてはさまざまな金額が筆者の耳に入ってきているが、現時点で言えることは、最低でも数億ドル規模になりそうだということだ(もちろん、分割で実施される)。Google自体からのコメントはまだないが、次の四半期決算報告書(米国時間10月17日に発表予定)にある程度の具体的な情報が記載される可能性がある。
このベンチャー事業は、世界の情報をインデックス化するというGoogleのミッションの、どの部分を担うのだろうか。DNAも情報だと主張する人もいるかもしれない。だが、薬や寿命を延ばす技術の開発は、インデックスでもなければ、Googleの株主が投資を決めたテーマでもない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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