TwitterのIPO計画--申請書類の6つのサプライズ - (page 2)

Jennifer Van Grove (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2013年10月09日 07時30分
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 4. TwitterはARPTV収益測定法を考案:消費者向けインターネット企業の間では、ユーザー1人当たりの平均売上高(ARPU)を算出するのが一般的な慣行となっているが、Twitterは、同サイトを利用するユーザーからどのように売り上げを得ているのかを把握するための独自の測定法を考案した。それが「Advertising Revenue Per Timeline View」(タイムラインビュー当たりの広告売上高)だ。「ARPTV」と呼ぶことにしよう。

 タイムラインビューの定義は「登録ユーザーがTwitterのウェブサイトやモバイルウェブサイト、デスクトップアプリ、モバイルアプリにログイン中、Twitterを訪問したり、タイムラインを再読み込みしたり、検索結果を閲覧したりするときに要求されるタイムラインの総数」とされている。

 さらに、タイムライン当たりの広告売上高というTwitterの収益測定法は、実際には、特定の期間における1000タイムラインビュー当たりの広告売上高である。Twitterによると、2013年第2四半期のARPTVは米国で2.17ドル、米国を除く全世界で30セントだったという。全世界のARPTVは80セントだった。

 投資家は収益源や成長を追跡する手段として、慣習的にARPUを参照する。そのため、Twitterが標準的なARPUを使用しないことで、同社をFacebookのような競合と並べて評価するのが困難になるだろう。Facebookのユーザー1人当たりの平均売上高は1.60ドルだ。

 5. Twitterもユーザーも全体像を把握できない:S-1書類によると、Twitterは「TweetDeck」や「Mac」クライアントからのタイムラインビューを完全に追跡することはできないという。つまり、Twitterはメンバーのネットワーク上での活動を限定的にしか把握できていないということだ。したがって、Twitterが同プラットフォームからどのように収益を得ているのかを独自の基準で正確に測定する能力も限定的である。

 6. Twitterは利益を出しておらず、売上高の伸びも鈍化:Twitterの2013年前半の純損失は6930万ドルで、前年同期から41%増加した。売り上げの伸びも鈍化している。Twitterの売上高は2011年から2012年にかけて198%増加したが、2013年前半の売り上げは前年同期比で107%の増加に留まった。これらの障害に対処するため、Twitterは2月、ソーシャルテレビ分析サービスを手がけるBlueFin Labsを6730万ドル相当の株式で買収した。さらに、S-1書類で明らかになったように、現在はモバイルアドエクスチェンジのMoPubを(1480万ドル相当の株式で)買収する手続きを進めている。これらの大規模な企業買収は、ほかのソーシャルネットワークとの競争に挑むTwitterを助け、広告主からより多くの広告費を獲得するのに役立つはずだ。

Twitter会計学の基礎知識:売上高はユーザー数ではなく、タイムラインビューによって測定される。
Twitter会計学の基礎知識:売上高はユーザー数ではなく、タイムラインビューによって測定される。
提供:Twitter

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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