Microsoftは、「Windows Phone」搭載スマートフォンを再び販売することをHTCに説得するため、同ライセンスを安く、あるいは無料で提供することを提案しているという。Bloombergが米国時間10月4日に報じた。そして、協議中であるこの提案は、Windows Phoneと「Android」を同じHTC端末に搭載するためのものであるようだ。
初のAndroid搭載スマートフォンを製造し、現在は「HTC One」をアピールしているHTCは、Windows Phoneモデルを過去に販売していた。しかし、Bloombergの記事によると、現時点でさらなる販売計画はないという。
Bloombergが匿名情報筋の話として伝えたところによると、MicrosoftのOS部門を統括するTerry Myerson氏が9月に、Windows Phoneのライセンス料を値下げ、もしくは廃止する案をHTCに提示したという。Myerson氏は10月中にアジアを訪問した際に、この件についてさらに話し合う予定だという。
デュアルOS方式がどのように実現されるのかは不明だ。Bloombergの記事は、技術的な詳細を詰めている段階にあると伝えている。
HTCは、この記事に対するコメントを拒否した。米CNETはMicrosoftにコメントを求めているが、まだ得られていない。
HTCを説得する上で大きな障害となっているのが、MicrosoftがNokiaの携帯電話事業を買収したことで、HTCの直接的なライバルなることを強く望んでいる点であることは間違いない。ただし、Androidの開発元であるGoogleはMotorolaの携帯電話事業を買収したことで、既にライバル企業になっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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