ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンが「MovieNEX」で挑むパッケージメディアの革命 - (page 2)

加納恵 (編集部)2013年10月11日 08時00分
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最大の狙いは作品を愛してもらうこと、そのための環境を提供したい

--従来のパッケージメディアには存在しなかった仕事が増えてしまうと思いますが、その辺りの負担が生じるのではないでしょうか。

 それは誤解で、今までもそうした仕事は存在していました。例えばこれから公開する作品であれば、多くの人に見ていただくためのコンテンツや仕掛けを用意していますし、独自のキャンペーンも展開していました。

 ただ、それらは今まで期間や公開する場所を限定していたコンテンツのため、多くのお客様に届けることができませんでした。MovieNEXワールドを使えば、そうしたコンテンツも有効に活用できます。そう考えると今まで取り組んできたことを、ようやく一つにしていく仕組みが作れたなと感じています。


「トイ・ストーリー MovieNEX」「トイ・ストーリー2 MovieNEX」「トイ・ストーリー3 MovieNEX」(11月20日発売/各4200円)

--ウォルト・ディズニー・スタジオの作品は世界中で販売されていますが、日本市場をどう見ていらっしゃいますか。

 ディスクメディアの販売状況に関しては、日本は非常に頑張っていると思います。販売の伸びも含めて元気な市場ですね。実はMovieNEXは世界に先駆けて日本から発売を開始するのですが、日本市場で成功すれば他国で展開する可能性もあるかもしれません。

--日本はコンテンツをライブラリ化したり、コレクションしたりすることが得意な国民性とよく言われますが、MovieNEXはどう受け入れられるとお考えですか。

 コレクションとしてのニーズはもちろんイメージしていますし、そういう意味ではスタートラインに立ったなという気もしています。今回最大の目的は作品を好きになってもらうための仕組みづくりですが、その延長線上にはコレクションとして大事にしてもらう仕組みも考えています。現時点では見せていませんが、今よりもっとコレクションしやすくなるかもしれません。

 次の展開に関しての時期は明確には言えないですが、かなり早い段階にはご提案できると思っています。この企画自体は2年半くらいかけて取り組んできたもので、その間には技術や市場が変化しています。そうした変化を考えると、次の展開は2年半とは言わずもっと早い段階で形になると見ています。

--今後のMovieNEXの展開は。

 モンスターズ・ユニバーシティとともに「モンスターズ・インク」「トイ・ストーリー」シリーズ、「ミッキーのクリスマス・キャロル」がMovieNEXとして登場します。12月18日には「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの発売も控えています。

 今後はディズニー・スタジオ作品を中心にMovieNEXが登場してくる予定で、それ以外の作品についてはスタジオの意向や技術的なサポートも含めてできるものから出していくことになるでしょう。

 MovieNEXについては、デジタルコピーを用意したことが注目されがちですが、私たちの最大の狙いは作品を好きになってもらうことです。今後他社から同様のパッケージメディアが発売されることもあるかもしれませんが、そうした展開は大歓迎です。映画コンテンツはたくさんの作品が出てきて、お客様に多面的に楽しんでもらえばもらえるほど大きな産業になります。どれだけ面白いと思える環境をお客様に提供できるか、業界全体で切磋琢磨して取り組んでいきたいと思います。


「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち MovieNEX」 「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト MovieNEX」「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド MovieNEX」「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 MovieNEX」(12月18日発売/各4200円)

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